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みなさん保険料、月々どれぐらい払ってますか?主人、私、子供二人の4人家族です。
夫婦2人、小さな子供2人という家族構成のみなさんは、月々の収入をどれくらい保険に回していますか。
わが家は子供が2歳と0歳なので、私が働きに出るという選択肢はしばらくありません。正直なところ保険料に関する疑問はいつになっても晴れず、うちの保険は本当にこれで大丈夫なのか毎月気になります。負担が重すぎると生活が圧迫されますし、少なすぎては役に立たないのでそもそも保険をかける意味がなくなります。
しばらくは専業主婦で収入は主人頼みにならざるを得ませんが、そんな状態でもし万が一のことがあったらと考えるととても不安です。
月収はだいたい35万円前後ですが、主人の保険が収入保険で月6,000円、終身保険が月7,000円、医療保険とがん保険で月7,000円です。私の保険が終身保険で月3,000円、医療保険が3,000円、合計で26,000円くらいになっています。
これが多いのか少ないのか、もちろんご家庭によってそれぞれだとはわかっていても、やはり気になります。
うちは夫婦共働きなので一概に言えませんが、ぱっと見た感じ旦那様の収入保険が少なすぎる気がします。
わが家の主人は終身保険月19,000円、先端医療1,000万含む医療保険月8,000円、がん保険月3,500円で合計30,500円です。奥様の終身保険をかけるより旦那様の収入保険を検討されて、保障内容を手厚くしたほうがよりよいのではないでしょうか。万が一のときの生活費とお子さんの教育費とを考えると、少し少ないですかね。
お子さんが小さくて出かけるのが難しいようなら、インターネットで無料で保険の見直しができる窓口などを利用されるとよいと思います。
生命保険料の平均相場って?月額平均や死亡保障についても比較してみました。
生命保険は命の万が一に備えるもので、病気やケガ・死亡などで経済的な負担が強いられるリスクに備える保険です。
種類がたくさんありますが、終身保険や定期保険など保険料の支払期間や保険金の受け取りタイミングなどで比較検討する必要があります。
保険料が大きいので負担がかかりますが、どんな保険にどれだけ加入するかで額も大きく変わるので、比較が難しいのが難点です。
そうはいってもほかのご家庭でどれくらい支払っているのか、相場はどれくらいなのかは知りたいポイントですよね。
生命保険料の月額平均は月収の3~6%
生命保険料は、公益財団法人 生命保険文化センターが3年ごとにまとめている調査結果レポートを見るのがおすすめです。
それによると保険料の月額平均は月収の3~6%で、月収35万円なら10,500円~21,000円ということになります。
ただこれはすべての保険加入者のデータなので、実際には世帯別に見ていかないといけないでしょう。
金額に直すと、一世帯あたりの平均は3万円強
平成27年度に実際に支払われた生命保険の保険料の額から見ると、平均38万5千円で月額約3万2千円ということになります。つまり一世帯あたりの平均は3万円強ということになります。
正直なところこの金額はかなり高いという感覚がありますが、平均ではなく世帯別の分布を見るとその理由がわかります。
世帯別の保険料比較
世帯別の保険料の分布を見ると、一番比率が多いのが年間12万円~24万円の世帯で、全体の20%近くを占めています。それなら月額1万円~2万円となりますので、これは納得の行く金額になります。
平均額を上げているのはほんの一握りで、中には年間84万円以上、つまり月7万円も保険に回している世帯もあります。実際には月1万円を切る世帯も16%くらいありますし、本当に幅が広いことがわかります。
単身世帯の場合
単身者の世帯では、月25,400円が平均となっています。
扶養する家族がいない分保険料は低くなるような気がしますが、実際には生活費に余裕があるためか比較的高い金額に感じます。
夫婦だけの世帯の場合
夫婦二人の既婚者世帯は、実は年齢によって大きな差が出ています。
40歳未満の場合は月平均19,016円ですが、40〜59歳になると月平均32,933円に跳ね上がります。
収入が増えて生活に余裕が生まれることもありますし、将来の病気を真剣に考える意識が高まるのが理由でしょう。
4人家族の場合
一番保険料がかかるのが夫婦2人子供2人の4人家族世帯です。
月平均は34,841円となり、支払う保険料額がかなり大きくなっています。
生命保険の死亡保障額の目安や受取額の平均は?
死亡保障、死亡保険は、保険対象者が万が一亡くなった場合に家族の生活を支えるための保障です。
保障期間が定められているのが「定期保険」、生涯保障を受けられるのが「終身保険」で、だいたいこの2つに分けられます。
- 定期保険:原則掛け捨てで、保険料が低めなのが特徴です。
満了になった時に同じ保障内容で更新ができる場合もありますが、再計算されるのでだいたい保険料が上がります。
- 終身保険:最初の設定内容が亡くなるまで継続され、支払った保険料の一部が積み立てられて解約した場合解約返戻金が受け取れます。
一生涯続く反面、月の保険料はかなり高くなるのが特徴です。
目安となる死亡保障額
死亡保障額と言われても、いったいどれくらい家族に残すべきかがわからないというのが本音でしょう。
保障額の目安としては、葬儀関連費用や生活費、学費、住居費用などの遺族の支出から、遺族の収入を引いた額となります。
収入は遺族基礎年金、老齢基礎年金、企業保障などが中心になることも多く、収入源の概算はしておくことが大切です。
世帯主の死亡保険金の平均額
29歳以下の世帯主の死亡保険金の平均総額は1,509万円です。ただしこの金額は年齢が上がれば上がる傾向にあり、ピークとなる45~49歳になると平均2,223万円となります。
世帯主の収入が増え、子供の学費などもリスクに含まれるためどうしても保険金額が高くなりますが、ピークの年代を過ぎると徐々に下降し、70歳台では600万円程度になります。
20代、30代、40代で掛け金はこう変わる
生命保険文化センターの実態調査を見ると、同じ世代でもバラツキがあることがわかります。
人生は年齢だけでは測れませんので、独身か既婚か、子供がいるかいないかでもかなり生活が変わるのは当然ですよね。とはいえ、分布状況を見ると20代はやはり保険料の平均額は低めです。
40代から分布が広がり、生活が多様化するのがわかります。
生命保険料の推移
同センターの平成27年のデータでは、29歳以下の世帯主の平均保険料は月額20,175円程度となっています。
これが30~34歳になると平均月額約23,000円、35~39歳で平均月額約27,425円となります。
40~44歳になると平均月額約34,166円、45~49歳になると平均月額約36,833円です。
推移を見るとピークに向かってうなぎのぼりで、1.8倍近い金額になることがわかりますね。
死亡保障額の推移
同データでは、死亡保障も同様に年齢で大きく振れ幅があります。
29歳以下の世帯主の場合、死亡保障額は2,500万円、30代で3,000万円、40代で3,200万円となっています。
医療保険と生命保険の違い
生命保険は収入を支える人が万が一亡くなった場合のリスクに備えるものですが、病気やケガに備えるのが医療保険、がんに備えるのががん保険です。
医療保険は主に入院給付金や手術給付金、通院給付金がメインで、がん保険はがんと診断されたときやがんの治療に対する給付金がメインです。
日本は医療保険に加入する義務があるので、病気で病院に行っても自己負担は基本的に一部だけですが、先進医療などは対象外となるため手厚くする必要があります。
どこに対する保障が手厚いか
医療保険で保障が手厚いのは、ケガや病気による手術や入院です。
生命保険で保障が手厚いのは、死亡したときです。逆に言えば、医療保険の死亡保障はそれほど大きくない場合もあります。
それぞれの保険料平均額
20代~40代の医療保険月平均額は3,000円~5,000円程度となっています。
生命保険の保険料平均額は、男性月20,000円、女性月15,000円程度となっています。
まとめ
保険に対する考え方やかける費用は各家庭でかなり違いがあります。
月々のやりくりの中でどうしてもほかのご家庭が気にはなりますが、金額だけを見て「高い」「低い」とは判断できないようですね。
また生活や家族構成が変わればガラッと変わるのが生命保険です。
数年前にはわが家にピッタリだった保障内容でも、今現在最適なのかどうかはまったくわかりません。
保険で悩んだら、やっぱりプロのFPに相談するのが一番のようですね。